2014年10月29日水曜日

No002.自家用円盤

未来的なモノについて、軽~く、中身なく語るコーナーの第二回。今回は、自家用円盤。

やっぱりね、お散歩気分でちょろっと飛んじゃうってのは、未来っぽいなぁと思うわけ。で、そんなイメージで描かれた1950年代のイラストが、自家用車ならぬ自家用円盤。


ちゃんと”未来モノ”のお約束としてドームもついてるけど、かなり自動車っぽい。4つのシートにハンドル付き。ヘッドライトもあるし、アンテナっぽいものも立っている。

これって動力はなんなの?とか、風で飛ばされないの?とか考えちゃうけど、細かいことはいいのよ。

それよりイラストを見て思うのは、「なんか奥様ドライバーって不安なんですけど」ってこと。この人、絶対にテキトーな運転だよ。

自動車だったら突っ込んでこられるっていう危険があるけど、自家用円盤は上から落っこちてくる可能性もあるからね。

未来ってのは、出歩くときに上にも注意しなきゃならない世界なんだなぁと思う。

2014年10月27日月曜日

No001.未来型芝刈り機

未来的なモノについて語るコーナーの第一回。もうね、ここは軽~くいきますから、短く、軽くね。

1958年5月発売の雑誌『Mechanix Illustrated Magazine』の表紙を飾っていたのは、”LAZY MAN'S POWER MOWER”(怠惰な人間の芝刈り機)という芝刈り機。


今にも空を飛びそうな外見だけど、これは芝刈り機。なんかね、芝刈り機の上に、透明ドーム型の運転席がついてるんですけど。

運転しているお父さん、笑顔でノリノリの感じ。普通に芝を刈るのはイヤか? イヤなんか?

でもさ、これって中は絶対に暑いよね。日除けとかないし、レンズを被ってるようなもんだから、焼けるよね。虫眼鏡でアリンコが焼かれるみたいにさ。

クーラーもないし、風も通らないでしょ。蒸すよね? そもそもドームいらないよね。

それとも雨の日に限って芝刈りするつもりなわけ? ガラスが汚れて掃除も大変だけど。

そりゃ、子供の頃はね、掃除機を乗り物に見立ててさ、またがったりして遊んだことはありますよ。

だから気持ちはわかる。うん、気持ちはよーくわかりますよ。でも、オトナだからなぁ。

コーナー紹介「もうひとつの未来」

ある時点の過去を基点とすれば、いつだって今は”未来”だ。

そして5分が過ぎれば、5分後の未来にいる。僕らはいつだって”未来”に住んでいるのだ。

子供の頃、雑誌などに掲載されている未来の世界を描いたイラストを見るのが好きだった。

時間がその時代に辿りついても、想像の中でしか存在することのなかった未来。

過去にイメージしていた未来の姿、過去に存在した未来的なモノ。

データや情報なんか抜きにして、心惹かれるそんなモノたちを適当に取り上げて、適当に語ってみたい。

だって僕らは皆、未来が好きなんだから。